峯丸ともか(ブルア)の映画&ドラマ手帳

映画レビュー&ドラマレビュー、執筆した記事などアップしていきます。

今年見た映画をレビューしていきたいのですが、全部は無理かも。とりあえず最新映画で気になったものを更新していきます。あとは、おいおいで!

「スリービルボード」看板・怒り・フランシス・マクドーマンド=タイマン勝負

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お題「最近見た映画」

田舎には、謎のデカイ看板があるものだ。

突然立った3つの看板が田舎町にもたらす波紋。

とても演劇的なテーマの設定の仕方に興味を惹かれ観に行った。

 

主人公のミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、とにかく終始怒っている。

 

自分に対してなのか、警察に対してなのか、もはや本人にも分からない。

それだけ彼女が今、不幸のドン底にいるということ。

 

彼女の怒りに共感しかけていると……

 

警察官ディクソン(サム・ロックウェル)の理不尽な怒りが横入りしてくる。

怒りの交錯って、かなり圧がスゴイんじゃ。

 

さらには、怒ってるわけじゃないのに顔が怒ってるコワモテ署長ウッディ・ハレルソンの

顔圧もスゴくて、もはや怒りのミルフィーユ状態。

 

こんなにも怒りという感情が隠されている映画だとは思わなかった。

ここまで来たら、どこまで怒りを暴走させ続けられるかという実験になってしまう。

というときに起こるあの署長の決断。

顔、あんなにコワイのに、イイヤツやんけ。

 

見事としかいいようのない演出と脚本力。

さらには、怪演という言葉がぴったりの演技を見せた主演の3人の役者力に圧倒される。

 

前と悪だけで世の中かたずけられたらラクだろう。

しかし、実際の世の中には善悪だけではない、さまざまな感情が溢れている。

 

映画のラストシーン、納得と不納得の感情が押し寄せてきて心をかき乱された。

味わったことのない後味だった。

シリアスなテーマなのに、ふざけてんのか何なのか、なぜか笑える。
今までの映画にはないタイプの、どんでん返しが待ち受けている。

 

感情でぶつかってくるので、鹿の暗示とかコツコツ考えずに、感情で受けて立ったほうがよい。

たまには、タイマン勝負もしてみるものだ。

それにしても、フランシス・マクドーマンドかっこよすぎでしょ!

 

 #映画好きなら見るべき映画

第90回アカデミー賞

主演女優賞フランシス・マクドーマンド助演男優賞サム・ロックウェル受賞


 原題  (2017)

マーティン・マクドナー監督

日本公開2018年2月1日