峯丸ともか(ブルア)の映画&ドラマ手帳

映画レビュー&ドラマレビュー、執筆した記事などアップしていきます。

今年見た映画をレビューしていきたいのですが、全部は無理かも。とりあえず最新映画で気になったものを更新していきます。あとは、おいおいで!

『華氏119』自由の国アメリカは、なぜ自由な人物トランプ大統領を選んだのか

お題「最近見た映画」

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忘れもしない2016年11月9日、

ネットニュースを見て衝撃を受けた。
『トランプ氏、アメリカ大統領に決定!』
………
「は?……えー!ヒラリー何してんの?……アメリカ人だいじょうぶ???」

だいじょうぶじゃなかった……
トランプは、突然降って沸いたわけじゃない。
この言葉は結構重い。

トランプが大統領になってしまった原因を探る映画だが、
残念ながら、これという決定的理由は描かれていなかった。


しいて言えば、アメリカは自由すぎて混乱しているのかもしれない。


トランプだけじゃない、ヒラリーもオバマ民主党共和党も、政治関係みんなダメじゃん!!!


バーニー・サンダースの件と、フリント市の水道の件は戦慄さえ覚える。


【公式】『華氏119』本予告 11.2公開


しかし、ムーア氏、今回はずいぶんとお上品で、日本の池上某氏のような雰囲気になっていた。
だから強気にみせるため、水巻いたりしてみたのだろうか?

マイケル・ムーア視点での解釈だが、
今のアメリカの状況を知る上で十分参考になる。

 

混乱だらけのアメリカ。

2018年2月また銃乱射事件がおきた。被害者のフロリダの高校生たちは、たくましく頑張っている。

マージョリー・ストーンマン・ダグラス高校銃乱射事件 - Wikipedia

ネット社会を味方に腐敗した政治と対抗できるかもしれない。

彼らのような若者世代が希望でもある。

しかし、ネット社会というものも、もろ刃の剣のようなものだし……

 

 

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コロンバイン高校銃乱射事件が起きたのは、1999年。

なにも変わっていなさすぎる

アメリカ大丈夫????

という気分になった。

 

今年のトニー賞授賞式でのこと。

プレゼンターとして登場した名優ロバート・デニーロが、開口一番「フ〇〇ク、トランプ!」と叫んでいた……

 

こういうところはホントにスゴイと思う。

名優が公共の場で自国の大統領を「フ〇〇ク!」と叫べる自由度があるというのは素晴らしいことだ。

 

しかし、最近デニーロ氏の事務所に爆弾が置かれていたとか……

この件と関係あるのだろうか……


Robert de Niro's 'Fuck Trump' speech at Tony awards


「自由の国アメリカ」

という言葉には根拠があった。

 

ニューヨークにある自由の女神の台座にはエマ・ラザロの詩が刻まれている。

 

自由の女神像 (ニューヨーク) - Wikipedia

『華氏119』でもラストの方で、年配の方が涙ぐみながらこの詩を紹介している。

女神の持っているトーチの炎は、

「ここに自由の国への入り口がありますよ」

という目印で、女神は入り口の扉をトーチの炎でかざしているのだそうだ。

 

そういう意味があったのかと初めて知り、感動を覚えた。

その昔、世界各国から船に乗り、ニューヨークに辿り着いたとき、あの女神を見た人たちは希望に心震えたことだろう。

 

自由とは、尊いもの。そして残酷なもの。誰にでも権利があるが、自我の強い人間でなければ生き残っていけないサバイバル社会だ。

 

自由すぎても混乱が起こってしまうのかもしれない。

いろんな意味で「自由」

という言葉の象徴のような人物であり、エゴの塊であるドナルド・トランプ氏が、大統領になってしまう国でもあるのだから。

 

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自由の女神の台座に刻まれていることば~

"Keep, ancient lands, your storied pomp!" cries she
With silent lips. "Give me your tired, your poor,
Your huddled masses yearning to breathe free,
The wretched refuse of your teeming shore.
Send these, the homeless, tempest-tost to me,
I lift my lamp beside the golden door!"

Emma Lazarus - Wikipedia

 

疲れ果てたものよ

貧しいものよ
拒否されたものよ

祖国を無くし、混乱のさなかにいるものよ

ここに集え!

自由の国への入り口はここ、

わたしが照らすこの明かりの元にある!

(峯丸ともか訳)

gaga.ne.jp

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題:Fahrenheit 11/9

マイケル・ムーア監督

2018年アメリ