8月21日は、献血の日。映画『私の中のあなた』は、白血病の少女と共に生きる家族の物語
8月21日は献血の日。
おすすめしたい映画は、『私の中のあなた』(2009年 ニック・カサヴェテス監督)です。
白血病の姉ケイトのドナーとして生まれた妹のアナ。
「もう、姉の犠牲にはなりたくない」
彼女が、両親を相手に裁判を起こします。
アナの予想外の行動に憤る母親のサラ。
ケイトの白血病の治療を中心に回る家族の生活。
自分の存在価値を測りかねる兄のジェシー。
消防士の父親も多忙な中で家族を支える。
病気という敵を相手に戦う家族の物語です。
献血をしようと思ったら、ぜひ、ドナ―登録についても考えてみてください。
全国の献血ルームで登録できます。
私は、15年ほど前に登録して、約10年の間に2件連絡がきました。
一人の患者さんのために、数人のドナーに連絡が来るようで、結局、私はドナーには決定しませんでしたが、役に立てるのであればドナーになりたかったです。
現在は、持病のためドナーを卒業しています。
ちなみに、一緒に登録した夫には、一度も適合の連絡はきていません。
骨髄提供については、痛みなどリスクの怖さを感じる人も多いと思います。
それは、骨髄移植の情報が少なすぎて、どれほどの危険性なのかを理解しづらいからだと思うのです。
わたしも、適合連絡がきたときにDVDをもらい、手順などは理解できたのですが、
もっと具体的にドナーになった人の生の声を聴くことができれば、恐怖は解消できるのではないかと思いました。
今、病院では、どんなに簡単な手術や処置にもリスクの説明をしますが、リスクを説明したうえで、「たいていの人は大丈夫ですよ」と言ってもらった方が、決断しやすいとも思います。
決断するには、大丈夫な要素を知ったうえでリスクを理解することが一番大切だと思います。
もうすこし、周知できるような広報活動をしたらいいのになと思いました。
しかし、ドナー登録をすることで、救える命があると思えば、登録する意義があります。
白血病という病気を知るきっかけにするためにも、『私の中のあなた』はおススメです。
映画と原作本では、違う展開になるようです。
- 作者: ジョディピコー,Jodi Picoult,川副智子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/09
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